私にとっての母・・・その2
子供の頃の私その3
母は働き物・・・看護師だった。
ちなみに今でも看護師として働いている。
もちろん夜勤もあった。
父も夜勤のある仕事だったので、二人の勤務が夜勤で重なると夜は一人で留守番をしていた。
別に寂しくも無いし、普通の事・・・むしろ楽しく過ごしていた気がする。
でもやっぱり病気になった時は心細い。
私は扁桃腺肥大でよく高熱を出した。
熱を出した時に母に言われた事を今でもはっきりと覚えている。
「家に帰ってきてまで病人の世話をしたくない。」
だから私が熱を出して学校を休んでも、両親が仕事を休んでくれた事は無い。
たまたま仕事が休みだったり、夜勤で昼間いるときは病院へ連れて行ってくれた。
でも仕事の時は自分で病院へ行き、一人で寝ていた。
大人になって思い出すと・・・たくましい子供だったと我ながら思う。
そんな母を見て子供の頃から思っていた事「母のような大人にはなりたくない」だ。
だから絶対に看護師になんてならない、私は結婚したら専業主婦になり自分の子供にはこんな思いはさせないと思っていた。