寂しい運動会
両親の来ない運動会
多分、小学校2年生の時の運動会。
2年生と言えば弟が産まれ、入院して手術して・・・両親は有給をめい一杯使ったであろう。
私が子供の頃は運動会と言えば秋!
予定日に雨が降り、運動会が延期になった。
しかも平日。
両親は仕事で来られない、そして親戚のおばさんが来てくれた。
同級生は皆両親とまではいかなくとも、お母さんが来てくれている子が多かった気がする。
私は両親ではなくおばさん。
今でも忘れない・・・おばさんが作ってきてくれた可愛いてまり寿司。
でも、おばさんには悪いけど寂しかった。
寂しいという気持ちは誰にも言えず、心の中に仕舞っておいた。
今でも仕舞ってある。
両親は私の事なんて本当にどうでもいいんじゃないか?私は本当の子供じゃないんじゃないか?と日々思っていた。
寂しくても「寂しい」と言ってはいけない雰囲気だけは敏感に感じ、いつも一人だった気がする。